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来年が待ちきれんって!新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」とパナソニックのタッグが期待感しかない
野球ファンだけにとどまらない人気を獲得している「きつねダンス」、BIGBOSS(新庄剛志)監督による積極采配、2023年の新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」(以下、エスコンフィールド)への本拠地移転など、球界に多くの話題を振りまいている北海道日本ハムファイターズ。そのファイターズが、新球場移転に伴ってパナソニックとのパートナーシップ契約を新たに締結、パナソニックが新球場に提供する照明技術などとあわせた発表が行われた。 「エスコンフィールドHOKKAIDO」と、その周囲に広がるボールパーク「Fビレッジ」。その具体像はどのようなものなのか。両社のパートナーシップに注目しながらレポートする。
世界初・日本初が満載の、球場を中心にした“街”
2023年3月に開業予定のエスコンフィールドは、北海道日本ハムファイターズが球団初の“自前球場”として、建設工事が行われている。ガラス張りの壁面や、開閉式屋根と天然芝の組み合わせなど、これまでの球場にはなかった画期的な試みが多く詰まった、“21世紀型”ともいえる球場だ。 球場内では、宿泊しながら観戦が楽しめる宿泊施設や、世界初の球場内温泉・サウナ施設が入った5階建てのビルや、センター後方からフィールドを一望できるブリュワリーレストランなど革新性あふれる施設がグラウンドを囲っている。
球場周辺の32ヘクタール(東京ドームの建築面積の7倍弱)にもおよぶ敷地には、エスコンフィールドを中心としたボールパーク「Fビレッジ」が広がる。土地を新規開発できるという強みを活かした広大なボールパークには、ショッピングモールや宿泊施設はもちろん、体験型農園、認定こども園や子ども向けの遊戯施設、さらにはマンション、シニア向けのレジデンス・メディカルモールなどが立ち並ぶ。「世界がまだ見ぬボールパークを創る。」というコンセプト通り、球場を中心としたひとつの街がそこに完成しているといえよう。
球場と街を照らす、選手にも人にもやさしい灯り
そのボールパークを電気設備の面で支えているのが、パナソニックだ。球場内の照明や、演出に用いられる約600のサイネージ、映像制作プラットフォーム、球場全体の冷暖房熱源装置を納入している。特に、球場の照明では、エスコンフィールドのために開発したオリジナルのLED投光器を合計354台設置。プレイヤーファーストの競技環境実現のため、各照明が照らす方向を微妙に変えるなどして眩しさを抑制、「照明の光が選手の目に入ってフライボールを落としてしまう」などの事態を防いでいる。 照明の演色性の高さもポイントだ。演色性とは「太陽の光に近い色を出せるか」を表した指標で、Raという単位を用いて表される。演色性が最大の場合はRa100となり、虹色の7色で構成される太陽の光と同じ鮮やかさが再現できていることになる。現在の技術では、Ra100の照明はまだ実現していないのだが、エスコンフィールドではそれに迫るRa90以上の照明を導入した。 これにより、球場の魅力である天然芝や、選手たちの姿がより映えて見えるというわけだ。せっかくの天然芝球場なのだから、その魅力を活かすという意味でも、この照明の存在意義は大きい。このRa90以上という数値は、国内の他球場と比較しても最高級のものだ。 また、エスコンフィールドには、世界の球場でも最大級の大型ビジョンが2つも設置されている。同球場のLED投光器は、瞬時の滅点灯と、1台ごとの制御に対応してるため、スタメンの発表時や得点時などには、ビジョンと照明が連動した圧巻の演出が繰り広げられる。
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