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不動産に関するニュース

2024年07月15日

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首都圏の中古M価格、前月より若干上昇

 

カンテイ5月、東京都1・7%伸びる

東京カンテイは20日、5月の中古マンション売り出し価格(70㎡換算)の調査結果を公表した。首都圏では、4627万円(前年同月比4・5%減)だった。前年同月より下回る傾向は続いているが、前月比は3カ月ぶりに0・5%の上昇へ転じた。特に、東京都は6482万円(0・0%増)で前年超えに転じて、前月比でも1・7%の上昇で24年の最高値だった。

首都圏では、神奈川県の3600万円(2・0%減)、埼玉県の2876万円(5・0%減)、千葉県の2715万円(2・4%減)と3県が揃って前年割れ。ただ前月比でみると、神奈川県は0・1%減の僅かな減少にとどまったことに加え、埼玉県は0・1%増の上昇、千葉県も0・7%増の上昇に転じた。

首都圏の中心地をみると、東京23区は7386万円(4・8%増)と上昇した。特に都心6区は1億1924万円(16・3%増)で、前月比は2・9%増と上昇が16カ月続いている。一方、値ごろ感のあった千葉市は2583万円(7・7%増)で前年超えだったが、横浜市は3750万円(2・3%減)、さいたま市は3538万円(6・9%減)の前年を下回る傾向が続いている。東京カンテイ主任研究員の髙橋雅之氏は「都心6区で千代田区に天井感が出てきたが、中央区、港区、新宿区、渋谷区の4区は前月比が2%台~4%台の強い上昇だった。ただ、秋口以降を見据えるとこの動向がそのまま続くかは分からず、首都圏全体よりエリアを精査した動向が重要になってくる」と話す。また、都心が首都圏全体の価格をけん引する傾向に関しても「年内は続くと想定しているが、今後に関しては注視が必要だ」とみている。

(提供:日刊不動産経済通信)

 

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