居住エリアを選ぶ際に重視する点の変化をみると、今の住まいを選んだ際、最も重視した点は「通勤・通学範囲」で41.9%。しかし、次の住まいを選ぶとしたら「通勤・通学範囲」は35.3%となり、6.6pt低下した。

また、次の住まいで最も重視する点は「買い物が便利」で52.2%、今の住まい選択時（32.1%）に比べて20.1pt上昇した。「病院・医療機関に通いやすい」は今の住まい選択時は10.8%だったが、次の住まい選択時では29.4%と、18.6pt上昇している。

次の住まい選択時に重視する点と、今の住まい選択時との回答率の差をランキングでみると、次の住まい選択時の「耐震性・免振性能」は32.6%で、今の住まい選択時より18.0pt増加。「防音、遮音性能」は19.5%で同＋12.1pt、「セキュリティー」は20.2%で同＋11.4pt、「断熱性能」は19.3%で同＋8.9pt。上位4位は安全性、堅牢さといった項目が占めた。

リモート勤務者で増加した重視点のトップは、10.1pt増加の「宅配ボックス、ネット回線などの付加設備」。次いで「日当たりの良さ」「収納力」も10pt近く増加。仕事場としての快適さに関連する項目を重視する傾向にあった。