新築VS. 中古、希望はどちらが多い? マンションを購入する際の不安とは
中古住宅のオンラインマーケットを運営するツクルバ(東京都目黒区)は、住まい探しに関する意識調査を実施した。2023年にマンション購入を希望している人の中で、新築に絞っている人は43.3%、中古を含めて検討している人は56.7%だった。 【新築VS. 中古、買うのはどっち?】
購入を希望するマンションの選択肢
購入を希望するマンションの選択肢について「新築のみ」を検討している人は43.3%、中古を含めて検討している人は56.7%(「新築・中古両方」37.0%、「中古のみ」19.7%)という結果となり、選択肢として中古の存在感が高まっていることがうかがえた。 一方で「中古の住まいに抵抗感がある 」と答えた人は65.7%に上り(「とてもある」21.3%、「まあまあある」44.4%)、高い割合の人が抵抗感を抱いていることが明らかになった。
中古マンションを検討する理由
中古マンション購入希望者(170人)に、その理由を聞いたところ「新築より手頃な価格で購入できるから」(72.4%)、「特定のエリアで探すため中古の方が選択肢が豊富」(53.5%)、「管理状態が確認できて安心だから」(38.2%)などを挙げる声が多かった。 購入する際の懸念や不安としては、「安全性や管理状態が分からない」(48.2%)、「内装や設備が古そう」(48.2%)、「良い中古物件の見極め方が分からない」(47.1%)などを挙げる声が多かった。
今回購入する住まいを売却する予定
今回購入する家の売却予定を質問してみると、25%以上の人が5年以下での売却を予定していると回答した。年代別に見ると、20代で4割以上(42.6%)、30代で約3割(29.3%)が5年以下での売却を予定しており、 若い層ほど短期間での売却・住み替えを前提にしていることが分かった。 新築マンションを希望する人(241人)に、購入する際の懸念や不安を聞いたところ、1位は「住みたいエリアの物件の価格が高い」(68.5%)で、以下「住みたいエリアに希望する広さの物件がない」(42.5%)、「住みたいエリアに物件がない」(41.5%)、「駅から近い物件がない」(37.3%)、「抽選になって買えない可能性がある」(31.1%)が続いた。 インターネットを使った調査で、1都3県在住で23年に家を購入したい20~59歳の300人が回答した。調査期間は22年12月9~19日。